アンドロポーズとは?
アンドロポーズは女性の閉経に相当するもので、閉経より症状は軽いものの、実際に発症します。閉経後の女性はエストロゲン血中濃度が急激に下がります。男性の場合は、男性ホルモンであるアンドロゲンが普通40代から徐々に減少します。アンドロゲンの減少にともなってSHBG(グロブリンを拘束する性ホルモン)が増加します。SHBGはテスタロンを拘束し、加齢に伴いこのホルモンの量と効果を抑制するタンパク質です。加齢によるヒト成長ホルモンの減少に加え、テストステロンの減少によって中年男性におなじみの「お腹の出っ張り」やmuscle
toneの衰えがあらわれます。この男性版閉経の症状には、セックスへの関心の低下、勃起やその維持の困難、性的充足感の減退、疲労、うつ状態、炎症、うずきや痛み、張りなどがあります。
アンドロポーズプログラムは、他のプログラムと同様、検査評価から始まります。これには次の採血結果も含まれています。
遊離テストステロン
全テストステロン
4週間後、最初にフォローアップするのが、
遊離テストステロン
全テストステロン
エストラジオール(エストロゲン)
DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)
DHT(ジヒドロテストステロン)
過去3ヶ月間の間にPSA(prostate specific antigen)検査を受けていない場合は、前立腺ガンの有効なスクリーニング方法であるこの検査もあなたのアンドロポーズ評価に含まれることになります。
これらのホルモンの一つ一つがあなたの気分、外見、行動に重要な役割を果たすわけですが、同じように重要なのがホルモン同志の関係です。
加齢に伴い男性は肉体的、性的、認知的機能を後退させるホルモンの変化が起こります。中年男性の外見には腹部脂肪の増加、筋重量の萎縮といった典型的なホルモンバランスのくずれによる影響が見られるようになります。精神的健康の減退が時にうつ病となって現われますが、これはホルモンバランスが悪い時に起こりやすい心理的合併症と言えます。
つい最近まで、こうした変化は単なる老化現象の一つとして受け止められてきました。
うつ病、腹部の肥満、性的欲求・性的能力の低下などの症状の多くが30代後半から50代の間、あるいはそれ以降に始まることが数多くのデータで示されています。前立腺ガンや心臓疾患はホルモンバランスのくずれが直接の原因であるとされていますが、今では薬や栄養療法で治療が可能になりました。こうしたホルモン調節、栄養療法に、食事、行動様式などの生活習慣の改善をプラスすると、さらに大きな効果が得られるようになります。
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