|
頬やこめかみに好発する境界のはっきりしたいわゆるシミです。ルビーレーザーなどのメラニンをターゲットとしたレーザーによる治療法とトレチノイン治療を症状に応じて使い分けます。
どう使い分けるのでしょう?
ルビーレーザーは顔の場合は時間が経っていて角質が厚くなっているもの、真皮成分を伴うもの、手や肩や足にできているものなどです。これらはまずルビーレーザーを行います。顔の場合は1週間で、手や足の場合は2週間で薄い皮とともにシミがとれます。その後に炎症後色素沈着がくることが多いのでそれをトレチノインで取ります。
顔にあるもので角質が厚くないもの、色の薄いものなどはむしろトレチノイン療法の方が優れています。
ルビーレーザーによる治療
患部にあらかじめ、痛みを軽くするための麻酔のシールを患部に貼っておきます。レーザー照射時の痛みはゴムではじかれるぐらいです。レーザー照射当日は、患部が浮腫といって蚊に刺されたあとのように腫れますが、翌日にはその腫れは消え、かわりに薄い痂皮(かさぶた)が生じます。通常、約1週間ほどでその痂皮が剥がれ落ち、薄いピンク色の状態になります。その後徐々に落ち着いていきますが、落ち着くまでには2〜3ヵ月を要します。1円玉大で約2万円ぐらいの費用がかかります。
トレチノイン治療
塗り薬による治療法です。ビタミンAの誘導体であるトレチノインと漂白剤であるハイドロキノンを用いて治療を行います。グリコール酸などによるケミカルピーリングと異なり、皮膚表面を剥がすのではなく、皮膚表皮細胞の増殖を促進させることによりメラニン色素を外にはき出させていく治療です。治療中に患部がすこし赤くなるのが特徴です。最低約2ヶ月間かけて1サイクルの治療が行われます。1サイクルの治療に計10万円ぐらいの費用がかかります。
|